2015年度のヒューマンドラマおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2015年度のヒューマンドラマ成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月28日の時点で一番の2015年度のヒューマンドラマおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.1 1 2015年度のヒューマンドラマアニメランキング1位
櫻子さんの足下には死体が埋まっている(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (937)
4983人が棚に入れました
北海道の旭川を舞台に、抜群の美貌とスタイルを持っているのに美しい骨を愛でるのが大好きなお嬢様の九条櫻子と、そんな彼女に振り回される平凡な高校生の館脇正太郎の2人が、骨にまつわる事件にかかわっていく物語。

声優・キャラクター
伊藤静、榎木淳弥、今村彩夏、磯辺万沙子、高橋広樹、石田彰、柿原徹也

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

とりあえずここで終わるしかないよな…

原作(角川文庫刊)はアニメ視聴時に既読。

原作は巻の通し番号がふられていないので、後から既刊分を読もうとすると面倒くさいですね。サブタイトル見ても順番はわからないですし。角川文庫の公式サイトとかで刊行順を確認してから読むと良いです。

2017年4月から(~7月まで?)フジテレビ系列で同タイトルのドラマを放送していますが、あのドラマは登場人物の名前以外の設定はかなり原作から変更されているのであまり本作品を観る参考にはならないと思います。

主人公は櫻子さんの近くにいることで事件に巻き込まれる館脇正太郎(たてわき しょうたろう)くんなのですが、櫻子さんもヒロインというよりは正太郎くんとのW主人公的なポジションです。

ジャンル的には一応「ミステリー」ということなんだと思います。骨格標本士であるところの櫻子さんが、骨や死体に関係する知識によって事件の真相を暴いていきます。つまり職業的には探偵ではないのですが、櫻子さんの作中での役割はほぼ「探偵」ですね。

アニメ化されたのは1~4巻くらいの内容+7巻収録の「アサヒ・ブリッジ・イレギュラーズ」(ただし、作中の季節は原作の冬から夏に変更)です。

それと12話はドンピシャ原作にあたるエピソードはないのですが、内容的には6巻「白から始まる秘密」の再構成みたいな感じですかね。アニメを観てから原作を読むという方は、6巻までを一つの目安とされると良いと思います。

一応1話もしくは前後編で各話が完結する形式になっていますが、原作では3巻ないしは4巻あたりまで読む、あるいはアニメだけを観ていても1~12話通して観ればシリーズとしての大きなストーリーが存在することはわかるかと思われます。

アニメ化にあたっての原作からの大きな変更は1~4巻原作の内容よりも百合子が推されてよりヒロインっぽく描写されている点、原作では準レギュラーっぽい薔子さんが「呪われた男」(後編)以外でスルーされている点、原作を読んだらわかる「在原さん」がアニメではほぼ影も形もない点といったところでしょうか。

あとは警官が出てくる必要があるときには原作では別の警官だった場合でも、アニメでは全部内海さんになっている辺りですかね。ただ内海さんは原作でも5巻以降準レギュラーっぽいのでこれはあんまり気にはならないです。

たぶんシリーズ構成的に12話だとここで終わるしかないという感じの最終回ですが、10~12話あたりまで付き合うと続きはとても気になるかもしれません。

ですが、原作も完結していないのでアニメ化範囲は妥当だったと考えますし、2期目は作りたくてもしばらく作れない気がします。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 47

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「さぁ、謎を解こうじゃないか・・・」

この作品の原作は未読ですが、アニメーション制作がTROYCAさんだと知って興味を持ちました。
この会社はこれまでアルドノア・ゼロを制作していますが、作画のクオリティが高かったのを記憶しています。今回の作品もアルドノアの雰囲気をどことなく感じさせてくれる・・・そんな作品の印象を受けました。

この物語の舞台は北海道の旭川・・・そして主人公は市内の高校に通う館脇 正太郎(たてわき しょうたろう)です。
彼はなんとなく先が見えている人生に面白さを見いだせず、平凡な日々を過ごしていました。
そんな正太郎の日常に非日常をもたらすのが九条 櫻子(くじょう さくらこ)・・・生物の骨を組み立てて標本にする標本市なんです。
この物語は、身の回りで起こる事件の謎を正太郎がアシストしながら櫻子さんが標本士という独特な視点から暴いていく・・・そんな感じの物語です。

作画がとにかく綺麗で見ていて気持ちの良い作品です。
そして物語も内容の深さに応じて1話〜複数話で構成されているので、飽きることなく視聴する事ができます。
何といっても・・・一つ一つの話が抜群に面白いんです。

例えば、重度な介護を必要とする人が自宅にいてその世話に明け暮れていた人が、ある日突然身内がフッと姿を消してしまったとします。
そして暫く戻ってこないので探してみると、山の中のガケから転落し死亡していたのが見つかった・・・
理由も証拠も何一つないのに・・・ついこの前まで元気あったのに・・・
この様な状況にいきなり直面した場合・・・死をどう捉えるでしょうか。

その死をプラス指向で捉えられると良いのですが・・・正直良いイメージはあまり湧きそうにもありません。
でも櫻子さんはこう言うんです・・・
「骨は雄弁なんだ・・・」
死体に口なし・・・は何度も耳にした台詞ですがそれとはまるで真逆・・・
でも櫻子さんの手にかかると、色んな状況が・・・色鮮やかに次々と浮かび上がってくるんです。
物事の視点や切り口を変えたら違う世界が見えてくる・・・あれと同じなのですが、櫻子さんって心根の温かい人なんでしょうね。
浮かび上がる状況が、その死で一番痛めた人の心を解きほぐしてくれるんです・・・
この作品の中では幾つかの物語が描かれているのですが、どの物語も骨は雄弁でラストは目頭に訴える作品だったと思います。

もちろん、真相は骨からしか出てこない訳ではありません。
理由が分からなかった・・・
だけどニコニコと笑ってくれていたから、それが嬉しくて繰り返した・・・
小さい頃によくある一面です。
その笑顔の裏には何が隠されていたのか・・・

人はたくさんの優しさの中で生きているのかもしれない・・・
この作品を視聴して・・・そんな事を感じました。

オープニングテーマは、TRUEさんの「Dear answer」
エンディングテーマは、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND feat.大竹佑季さんの「打ち寄せられた忘却の残響に」[17]
TRUEさんの歌・・・格好良かったです^^

1クール全12話の作品でした。作品の出来は高かったと思います。
気になるのはラストです・・・あれでサイは投げられたんですよね?
あれは続編への布石なんですよね?
あれで続きが見られなかったら寂しさを感じます^^;
原作のストックが不足しているなら待ちます。
待つので続編をいつか見せて欲しいです^^

投稿 : 2024/12/28
♥ : 41
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

生と死の狭間に見えるもの

旭川の美しい風景をバックに淡々と進行する本格ミステリーアニメ。
淡々とする背景には、主人公櫻子さんの性格がある。
冷静なる観察眼。
美人探偵櫻子さんの真骨頂はまさにここにある。

助手に相当するのは正太郎。
ひ弱い印象の高校生で、この物語の進行役だ。
この子がまたかわいい。
櫻子さんが「少年」と呼ぶ気持ちがよくわかる。
{netabare}どうも櫻子さんとは浅からぬ因縁がありそうだ。{/netabare}

事件の真相は証拠物件に集約される。
ここでいう証拠物件とは死体そしてそれが腐敗した結果生じた骨。
このアニメ、多数の死体と骨が描写され生々しい。
櫻子さんはそれを観察し、事実を推理するのが楽しそう。
完全なる死体骨オタクだ。
生前の出来事を客観的事実に基づき論理的に推理する。
そして、辿りついた先には・・・。

{netabare}物語は、各事件が某人物に収斂するように流れます。
まるでもつれた糸がほどけるように。{/netabare}
結末は続編に持ち越しか?
さあ、本格的に謎を解いてもらおうじゃないか。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 38

65.2 2 2015年度のヒューマンドラマアニメランキング2位
機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア(アニメ映画)

2015年11月7日
★★★★☆ 3.8 (109)
576人が棚に入れました
宇宙世紀0071年。サイド3、ムンゾ自治共和国を脱出して3年。ジオン・ズム・ダイクンの遺児であるキャスバルとアルテイシアの兄妹は、ジンバ・ラルと共に地球に逃れ、テアボロ・マス家に身を寄せており、エドワウとセイラという名で平穏に暮らしていた。だが、彼らを追うザビ家の魔の手が、再び迫りつつあるのであった…。そのころ、サイド3はジオン自治共和国と国名を変え、ザビ家が実権を掌握し、支配体制を固めつつある一方、地球連邦軍に対抗するための新兵器、モビルワーカーの開発に着手していた。

声優・キャラクター
池田秀一、潘めぐみ、浦山迅、銀河万丈、三宅健太、渡辺明乃、喜山茂雄、沢城みゆき、茶風林、恒松あゆみ、一条和矢、松田健一郎、土屋トシヒデ、藤村歩、古谷徹、関俊彦、大塚明夫

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

【【【いい水着回だった】】】

初代『ガンダム』(ファーストガンダム)のキャラデザを務めた安彦良和が、独自解釈でファーストガンダムをコミカライズした漫画、『THE ORIGIN』のアニメ化
1話約70分、全4部作(予定)の第2話


一応冒頭にあらすじがナレーションされるので第1話の内容を忘れてしまっていてもOK


舞台は前作から3年が経過した0071の地球から始まります
アンダルシアの富豪、テアボロ・マスの養子となったキャスバルとアルテイシアは、それぞれエドワウとセイラと名乗っていた
テアボロ邸を隠れ蓑にしていたジンバ・ラルは二人の子を担ぎ出しザビ家への反抗を企てるが二人を実子のように愛していたテアボロからは強く非難される
そんな矢先、テアボロ邸にザビ家からの刺客が放たれ二人の命が狙われる・・・


セイラの姓である“マス”の由縁、シャアの姓である“アズナブル”の由縁、後の宇宙世紀を牛耳ることとなるアナハイム社の登場、ダイクン側だったランバ・ラルがザビ側に着いたキッカケ、黒い三連星やヤシマ家やレイ親子の登場・・・
とにかく散りばめられた後のシリーズに深く関わることとなるキーワードの連続には、どちらかといえばコアなファンの方がアツくなってしまうのでは?w


みどころの一つは極秘裏に開発されるモビルスーツの原型、モビルワーカーによる模擬戦
某エヴァの如く背中にコードを繋がれたまま、重量感ある動きで格闘戦をするその姿は、これまでガンダムシリーズのメカの姿とは一変してリアリティに溢れているものでした


それとラストシーンでファーストの名シークエンスである
「待ってぇ、兄ぃさぁん、キャスバル兄さぁ~~~んヽ(´д`;)ノ」
を完全再現していたのは思わず笑ってしまいましたw


個人的には“ミライが喋ったと思ったらオードリーだった”、“シャアを名乗る青年が現れたと思ったらデュオだった(或いはクルーゼかレイ!?)”のが面白かったですかね
そして何より、【序盤から9歳のセイラの水着が拝める】とかネ申回かよw


なんかどんどん超コアなガノタorまっさらな気持ちで観れる初心者にしか対応出来ない変なアニメになってきたなぁ、つまりニワカお断りってことです!


ちなみに何かの伏線?なのか、上映と次回予告の後にファーストガンダム第1話のガンダム起動シーンが今作と同じCGで挿入されました・・・
リメイク、、、するのか!?

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

未成年役としては、声に無理を感じる?

 地球に逃げて、ジンバ・ラルの伝手で、富豪デアボロ・マスの養子になっていたキャスバルとアルテイシア。

 難民キャンプの救護活動後、家のプールで泳ぐ元気なアルテイシアは、ガンダムでお馴染みのセイラ・マス。ジンバ・ラルのお話に退屈しているキャスバルは、エドワウ・マスとなっていたです。名前をザビ家の追手から、隠しているためである。デアボロとは、親子としてうまくやっているです。

 セイラは声変わってないけど、まだ未成年のエドワウがここで前回と打って変わり、急にみんなの知っているシャアの声になるのは、どこか不自然さを感じたです。

 で、 {netabare}やはり襲撃を受けることに・・・。ジンバ・ラル殺され、デアボロは大怪我に。エドワウは、具合の悪かったセイラを守り切ったです。デアボロのお見舞いにシュウ・ヤシマとここでお馴染み、娘のミライ・ヤシマ登場。シュウの伝手でマス親子、サイド5テキサスコロニーへ。
 そこでお世話になるのが、アズナブル親子である。子供の名前が、何とエドワウそっくりシャア・アズナブル。これだけで、先の展開が読めてしまう気がするです。

 ザビ家、ジオン設立のお話やモビルスーツの原型、鉄血のオルフェンズとはやや違うモビルワーカー試作実験などもありの展開。この試作実験、どこかガンダムの前とは思えない迫力あるです。
 何故か、ちょこっとハロとアムロ父子も登場するです。

 ずっと会えないままでいたキャスバルとアルテイシアのお母さんの悲報、猫のルシファも他界、悲しみがエドワウとセイラ襲うです。{/netabare}
 前回の次回予告、CNでもやっていた墓の前で、アルテイシアに別れを告げるキャスバル場面になったです。

 次回、来年2016年春に上映予定となったけど、前回秋上映といって冬になったから夏になるのかなぁです。

 物語の流れとしては、はっきりと繋がりがあり良くないわけでないけど、前作程の興奮というのか?私にとって新鮮さがどこか薄いように見えたです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

僕は傷口に永遠の赤を纏う

2016年発売のOVA第2弾 「機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ哀しみのアルテイシア」
58分

前作より3年後スペインアンダルシアに隠れ住むキャスバルとアルテイシア。
名をエドワウ・マス、セイラ・マスと変えている。
時代は変わりサイド3は地球連邦政府に対して次第に態度を硬化させ不穏な空気が漂う。

この話ではファーストガンダムの主要キャラが登場し始めます。
ザビ家の人々、ランバラル、オルテガ、ミライ、アムロ・・・
声優が変わっていないのはエドワウ「池田秀一」とアムロ「古谷徹」ですが、
12才くらいの声は相当厳しいような・・・
それ以外の役柄は全く違和感ありません。

ついにサイド3のザビ家はモビルアーマー(まあ、つまり搭乗型二足歩行ロボット)の開発を始めます。

宇宙世紀0074 サイド5のルウムでセイラが出会う「シャア・アズナブル」とは何者か?

さあ、ついに多くの若者を狂わせオタクと言う人種を生んだ、
世紀の美女「セイラ・マス」がその片鱗を見せ始めます。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 16
ページの先頭へ